2012年5月8日火曜日

ガンダムにはいろいろありますが、これらは別々の世界であってるものですか?

ガンダムにはいろいろありますが、これらは別々の世界であってるものですか?







ガンダムシリーズをいくつかのグループにして説明します。カッコ内の年月は作品世界の年代になります。



1.宇宙世紀・富野ガンダム

最初の「ガンダム」の世界・宇宙世紀(UNIVERSAL CENTURY U.C.)の話で、富野由悠季氏の監督作品です。



機動戦士ガンダム(TV)79年(U.C.0079 9月-12月)全43話

機動戦士ガンダムI~III(劇場3部作)81年-82年(U.C.0079 9月-12月)

機動戦士Ζガンダム(TV)85年(U.C.0087 3月-0088 2月)全50話

機動戦士Ζガンダム A New Translation (劇場3部作)05年-06年(U.C.0087 3月-0088 2月)

機動戦士ガンダムΖΖ(TV)86年(U.C.0088 3月-0089 1月)全47話

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(劇場)88年(U.C.0093 3月)

機動戦士ガンダムF91(劇場)91年(U.C.0123 3月)

機動戦士Vガンダム(TV)93年(U.C.0153 4月-6月)全51話



個人的なお勧めですと

ガンダムTV版→Ζ・TV版→ΖΖと見て、ガンダム劇場版→Ζ劇場版→逆襲のシャアと見る。

(ただ現在レンタル店にあるガンダム劇場版のDVDは00年発売の「特別編」で、BGMの変更が不評です。劇場音声版DVDは07年発売のDVDBOXと09年8月発売の30周年記念版でレンタル版はないはずです)

(Ζ劇場版は、ΖΖには直接繋がらない結末に変わってます)

(ガンダム劇場版・Ζ劇場版・逆襲のシャアを合わせて劇場7部作と言われてます)



F91とVガンダムですが、逆襲のシャアからそれぞれ30年・60年と離れてますので、独立した物としていいかも。





2.宇宙世紀・非富野ガンダム

宇宙世紀の話ですが、富野氏以外の方の監督作品です。



2.1「ガンダム」と同時期の作品

「ガンダム」とは別の場所で、同時期にあった話です。



機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OVA)89年(U.C.0079 12月)

機動戦士ガンダム 第08MS小隊(OVA)96年-99年(U.C.0079 10月-12月頃)

機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート(劇場)1998年(U.C.0079 10月-11月頃)

機動戦士ガンダム MSイグルー 1年戦争秘録(OVA)04年(U.C.0079 1月-11月)

機動戦士ガンダム MSイグルー 黙示録0079(OVA)06年(U.C.0079 12月)(「1年戦争秘録」の続き)

機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線(OVA)08年-09年(U.C.0079 4月-11月)



「ミラーズ・リポート」はOVA版の1、6-8話の再編集+新作なので第9話「最前線」の前に見た方がいいかと。



「0080」・「MS小隊」・「イグルー」・「イグルー2」個々に繋がりはありません。



2.2「ガンダム」と「Ζガンダム」の間の話

製作時期や後付設定を考えますと「Ζ」を先に見た方がいいかと。



機動戦士ガンダム0083 STARDUST NEMORY(OVA)91年-92年(U.C.0083 10月-0084 3月)

機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(劇場)92年(U.C.0083 10月-12月)



ただ、どちらを先に見たかでラストの印象が変わるかも。



2.3「逆襲のシャア」の3年後の話



機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)(OVA)10年-(U.C.0096 4月-)既巻2巻

(福井晴敏・著の小説のアニメ化)

「宇宙世紀・富野ガンダム」の「逆襲のシャア」までを見た方がいいです。





3.非宇宙世紀ガンダム

宇宙世紀とは別の世界の話で、監督も富野氏以外の方の作品です。

以下のそれぞれが独立した世界の話です。



3.1未来世紀(FUTURE CENTURY F.C.)作品

機動武闘伝Gガンダム(TV)94年(F.C.60)全49話



3.2アフターコロニー(AFTER COLONY A.C.)作品

新機動戦記ガンダムW(TV)95年(A.C.195)全49話

新機動戦記ガンダムW ENDLESS WALTZ(OVA)97年(A.C.196)

新機動戦記ガンダムW ENDLESS WALTZ 特別篇(劇場)98年(A.C.196)



3.3アフターウォー(AFTER WAR A.W.)作品

機動新世紀ガンダムX(TV)96年(A.W.0015)全39話



3.4コズミックイラ(COSMIC ERA C.E.)作品

機動戦士ガンダムSEED(TV)(全3巻の総集編あり)02年-03年(C.E.71)全50話

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(TV)(全4巻の総集編あり)04年-05年(C.E.73)全50話

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER(OVA)06年(C.E.73)



「STARGAZER」は「DESTINY」と同時期の別の場所での話なので「DESTINY」の後に見た方がよいかと。



3.5西暦(A.D.)作品

機動戦士ガンダム00(1stシーズン)(TV)(全1巻の総集編あり)07-08年(A.D.2307-08)全25話

機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)(TV)(全2巻の総集編あり)08-09年(A.D.2312)全25話

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-(劇場)10年(A.D.2314)



4.非宇宙世紀・富野ガンダム

これは∀(ターンエー)ガンダムのみが該当します。

富野由悠季監督作品で、「すべてのガンダムが遠い過去の時代の話」という世界の物語です。

ただ、「過去のガンダムのそれぞれの世界」の順番の整合性は求めなくても大丈夫です。



正暦(CORRECT CENTURY C.C.)作品

∀ガンダム(TV)99年(正暦2345年)全50話

∀ガンダムI 地球光・II 月光蝶(劇場2部作)02年(正暦2345年)








解釈により別の世界とも同じ世界ともいえます。



ガンダムの解釈によってはパラレルワールドでも、最終的にはターンエーガンダムの世界へと終息するとのことです。

映画版のとTV版どちらを通ってもターンエーの未来に行きつくという富野監督の言葉から

拡大解釈で、世界観の異なるパラレルワールドであるガンダムもターンエーへと続くと解釈もできるとか何とか。



でも、素直にターンエーを見ると何度も人類が滅んだり再生したりしてのその間に歴代ガンダムの世界が有ったと取れるので、そういった解釈の方が一般的ではあります。

公式では何も言ってないのです。



ターンエーの含む幅で一番狭いのが小説版の宇宙世紀のみというのから、一番広いのでは富野監督の代表作のイデオンも含む(ガンダムとイデオンのコラボマンガが有る。ストーリーはいたってまじめ)というのまで解釈は作家(書籍)やファンよってイロイロ有ります。



ただ、ガンダムを見る時は宇宙世紀系以外は、それぞれ独立した世界と考えて問題なしです。







∀ガンダムで、それまでのガンダムはすべて同じ世界の「黒歴史」ということになってしまっています。







別の世界の話もありますし、同じで世界の話もあります。

大体は、宇宙世紀、コズミックイラ、西暦など、年号でおおよその世界が振り分けられています。

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